介護保険サービスについて知ろう~住宅改修~の巻

介護保険に関する知識や考え方

豊かな老後を支える介護保険サービス【第9回:住宅改修】自宅環境を整え安心して過ごすことができる介護保険サービス

こんにちは、ロックです!
介護保険サービスをわかりやすくご紹介するこのシリーズ、第9回目になりました。
今回は、住み慣れた家での暮らしをもっと安全にしてくれる「住宅改修(じゅうたくかいしゅう)」についてお話しします!


住宅改修ってどんなサービス?

住宅改修は、介護が必要になったときに自宅を使いやすく、安全な環境に整えるための工事を、介護保険を使って行えるサービスです。

たとえば──

  • 玄関の段差が高くてつまずきそう…
  • お風呂やトイレの立ち座りがつらくなってきた…

そんなお悩みを解消し、安心して暮らせるようサポートしてくれます!


どんな工事が対象になるの?

介護保険で認められている住宅改修の内容は、次の6つです。

  • 手すりの取り付け
    玄関、トイレ、浴室、階段などへの設置が可能です。
  • 段差の解消
    敷居の撤去やスロープの設置など、つまずき防止に。
  • 滑り防止・移動しやすい床材への変更
    滑りにくい素材への張り替えなど。
  • 扉の取り替え
    開き戸を引き戸にするなど、動作の負担を軽減できます。
  • 和式から洋式便器への交換
    座って排泄できるようになり、動作がラクに。
  • これらに付随する工事
    たとえば手すり設置のための壁の補強など。

🚫 バスタブ(浴槽)の交換やユニットバスの入れ替えは、原則として対象外です。
ただし、バリアフリー性能が高い浴室改修として一部認められる場合もあります。
詳しくはケアマネジャーや市区町村へご確認ください。


どれくらいの費用が補助されるの?

介護保険では、最大20万円までの工事費用に対して、1〜3割の自己負担で利用できます。
つまり、自己負担は2万〜6万円程度(1割負担の場合)です。

💡 この20万円は1回で使い切らなくてもOK!
必要に応じて、何度かに分けて改修を行うことも可能です。

たとえば──

  • まずは玄関に手すりを設置
  • 半年後にお風呂の段差解消工事を実施

といった使い方もできます。
※その都度、市区町村への事前申請と許可が必要ですので、ケアマネジャーに相談して進めましょう。


再び使えることもある?【再支給の条件】

原則として「1人最大20万円まで」の制度ですが、以下のような場合には再支給が認められることがあります。

  • 転居したとき
    新しい住まいで安全な生活環境を整える必要がある場合。
  • 要介護認定が3段階以上上がったとき
    (例:要支援1 → 要介護2、要介護1 → 要介護4 など)
    身体の状態が大きく変化し、以前の改修では対応が難しくなった場合。

※いずれも、市区町村への再申請と許可が必要です。


住宅改修の利用の流れ

  1. ケアマネジャーに相談
    「ここが使いにくい」「転倒が心配」など、気になる点を共有しましょう。
  2. 専門スタッフが現地確認・プラン作成
    福祉住環境コーディネーターなどが訪問して最適な改修案を作成します。
  3. 市区町村へ事前申請
    申請書、工事前の写真、図面、見積書などを提出します。
  4. 工事の実施(許可後)
    市区町村の許可が下りてから、工事スタート!
  5. 費用の支払いと払い戻し
    償還払い(いったん全額支払い後に給付金が戻る)または、
    受領委任払い(自己負担分だけ支払う)を選べる場合もあります。
    ※利用できるかどうかは保険者や工事業者によって異なります。

こんな方におすすめ!

  • 🏠 家の中で転倒しそうになった経験がある方
  • 🛁 浴室やトイレの動作に不安を感じる方
  • 🚪 段差や扉の開閉が負担になってきた方
  • 👴👵 できるだけ自宅で自立した生活を続けたい方
  • 📈 要介護度が上がって生活のしづらさを感じ始めた方

まとめ

住宅改修は、「今の暮らしをもっと安全に、もっと快適に」するための介護保険サービスです。
1回で全部使い切らなくてもOK、必要なときに小分けで使えるのが大きなメリット。
さらに、転居や要介護度が大きく上がったときには再支給も可能です。

「何が対象になるのかよくわからない…」
「過去に使ったけど、また必要になった…」
そんなときは、ケアマネジャーさんや地域包括支援センターにお気軽に相談してみてくださいね!

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