豊かな老後を支える介護保険サービス【第5回:訪問看護】自宅で安心して医療ケアを受けられる暮らしの支え
こんにちは、ロックです!
介護保険サービスをわかりやすくご紹介していくこのシリーズ、第5回目となりました。
今回は 「訪問看護サービス」 についてお届けします。
病気や体の不調があっても、住み慣れた家で安心して過ごせるよう、看護師さんたちが定期的に訪問してくれる、頼もしいサービスです。
訪問看護サービスとは?
訪問看護は、体に不安がある方や、病気の治療中・療養中の方のご自宅に、看護師さんなどが訪問し、体調の確認や必要なお世話、医療的なケアをしてくれるサービスです。
たとえば――
- 「退院したけど、まだ体調に不安がある」
- 「薬の飲み方や使い方がよくわからない」
- 「がんの末期で、自宅で静かに過ごしたい」
- 「病院に行くのが大変。でも体調は見てほしい」
そんな方にとって、心身の支えになるサービスです。
どんなことをしてくれるの?
訪問看護で受けられるサービスは人それぞれですが、代表的な内容は以下のようなものです。
- 体温や血圧などのチェック
- 薬の管理やアドバイス
- 点滴や医療的な処置のお手伝い
- 傷や床ずれの手当て
- 体を動かすお手伝いや軽いリハビリ
- ご家族の介護相談やアドバイス
体のケアだけでなく、気持ちにも寄り添ってくれるのが、訪問看護の魅力です。
どんな人が来てくれるの?
主に看護師さんが訪問して、体の状態を確認したり、必要なお世話をしてくれます。
必要に応じて、**リハビリの専門スタッフ(理学療法士など)**が加わることもあります。
医師と連携しながら、自宅で安心して暮らせるよう支えてくれる心強い存在です。
利用料金はどのくらい?
訪問看護は、介護保険または医療保険を使って利用できます。
どちらの保険を使うかは、体の状態や目的によって変わります。
▶ 介護保険を使う場合(要介護認定を受けている方)
訪問時間や内容によって異なりますが、1割負担の方で、おおよそ以下のような費用がかかります。
※地域や訪問内容によって、加算(追加料金)がつく場合もあります。
▶ 医療保険を使う場合(がん末期や退院後の方など)
医療保険を使う場合は、訪問回数や内容によって違いはありますが、
1割負担で1回あたり1,000円〜1,500円前後が目安です。
また、特定の難病の方などは、負担が軽くなる公的制度(公費負担)を受けられる場合もあります。
こんな方におすすめ!
訪問看護は、次のような方に特におすすめです。
- 体調の不安があり、通院が難しい方
- 自宅で療養したいけど、医療のサポートも受けたい方
- ご家族の介護に不安がある方
- がんの末期や、病気の終末期を自宅で穏やかに過ごしたい方
病院ではなく、自分のペースで過ごせる「おうち」で、医療の安心も得られる。
訪問看護は、そんな暮らしを支えてくれる大切なサービスです。
まとめ
訪問看護は、「住み慣れた家で安心して過ごしたい」という気持ちを大切にしながら、
必要なケアを無理なく受けられる、とても心強いサポートです。
介護保険や医療保険が使えるので、自己負担は1回あたり1,000円前後〜。
負担を抑えながら、体も心もケアしてもらえるのは大きな安心です。
「病院に行くのがつらくなってきた」
「家での介護が不安」
そんなときは、まず ケアマネジャーさんや地域包括支援センターに相談してみてくださいね。


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