親の介護に“お金をかける”って悪いこと?家族が優しくいられるお金の使い方の巻

介護保険に関する知識や考え方

お金は「使うべきところ」に使おう

~介護と暮らしに、やさしい投資を~

こんにちは、ロックです!

最近、
「このサブスク、ほんとに使ってる?」
「なんとなく惰性で払ってるだけかも…」

そんなふうに思うこと、ありませんか?

便利なサービスも、気づけば毎月の固定費に。
それ自体が悪いわけではありませんが、ふと「これって本当に必要な支出なのかな?」と立ち止まることもありますよね。

私は地域包括支援センターで社会福祉士として働いていますが、現場では別の角度から“お金の使い方”を考えさせられる場面に出会います。

この記事では、
**「お金は、使うべきところにこそ使おう」**という視点から、
介護とお金、そして家族の暮らしを少しやさしくするヒントをお伝えします。


お金は「目的」のための手段

お金の使い方には、それぞれの価値観があります。

でも忘れたくないのは、
お金は“目的を叶えるための手段”だということ。

たとえば──

  • 自分が楽しい時間を過ごしたい
  • 家族に安心して暮らしてほしい
  • 自分の時間や体力を大切にしたい

そんな願いを叶えるために、お金は使われるものです。

介護サービスにかかるお金も、
「損」ではなく、家族みんなの未来を守るための投資

「自分が頑張ればいい」
「節約すれば何とかなる」

そうやって無理を重ねるよりも、
必要なところにきちんとお金をかけた方が、長い目で見ればずっと安心なのです。


「お金をかけなかった結果」を、現場で見てきました

これまで多くのご家庭とお話してきましたが、
「もう少し早くサポートを使っていれば…」という声に何度も出会ってきました。

例えば──

  • 週1回でもデイサービスを利用していれば、家族のストレスは減っていた
  • ヘルパーさんに任せられたことを全部抱え込み、共倒れ寸前になった
  • 少しの支出を惜しんだことで、体も心も限界を迎えてしまった

もちろん、出費を抑えることは大切です。

しかし、“必要な支出”まで我慢してしまうと、後から大きな負担になって返ってくることもあるのです。

私たちの仕事は、使える制度や頼れる仕組みを一緒に考えること。
だからこそ、「お金はかけ方次第で介護のかたちは大きく変わる」と心から感じています。


介護は「心の余裕」を買うものでもある

「お金をかける介護なんて、ズルしているみたい」

そう感じる方もいるかもしれません。

でも、介護で一番大事なのは
誰かが無理をしすぎないこと。

お金で“時間”や“心のゆとり”を買うことは、決してズルではありません。

外部サービスを少し取り入れるだけで──

  • 家族が穏やかに接することができる
  • 感情的にならずに話せる
  • 「本当に大切な時間」に集中できる

それは、
やさしさを続けるための環境づくりです。

そしてそれは、親のためであると同時に、
自分の人生を守ることでもあります。


“無駄な出費”を見直して、“必要な支出”へ

「介護にお金をかける余裕なんてない…」

そう思っている方も、日々の支出を見直すと意外な余白が見つかることがあります。

例えば──

  • 使っていないサブスク(月1,000円以上)
  • なんとなく続けている保険
  • コンビニでのちょっとした積み重ね

月5,000円、1万円の見直しができれば、
介護サービスだけでなく、

  • 見守りサービス
  • 配食サービス
  • 将来への貯蓄や投資

に回すことも可能です。

家計の見直しは「節約」ではなく、
未来への再投資。

「自分や家族の生活をよりよくするために、使い方を変える」
その視点がとても大切です。


おわりに|お金の使い方は、やさしさの使い方

お金をどう使うか。

それは、
**「どこにやさしさを注ぐか」**という問いに似ています。

親の介護に、ほんの少しの支出をすること。
それが家族を守り、未来を整える選択になることがあります。

介護は、全部を抱え込むことではありません。
支え合う仕組みを上手に使うこと。

その第一歩として、
“お金をかける価値があるところ”を見つめ直してみませんか?

地域包括支援センターで働く社会福祉士として、そしてひとりの生活者として、
あなたとご家族の未来を心から応援しています。


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