将来の介護に備える第一歩は「知ること」から|費用と投資の現実の巻

介護保険に関する知識や考え方

将来の介護に備える第一歩は、「知ること」から

こんにちは、ロックです!
地域包括支援センターで社会福祉士として働く中で、最近とても増えているのが「介護費用の心配」や「将来の備え」に関するご相談です。

「自分の親の介護に、どれくらいお金がかかるのか想像がつかない」
「自分自身の老後に備えて、投資を始めたほうがいいのか悩んでいる」

そんな声に触れるたび、私はこう思います。
介護も、お金も、“ちゃんと知ること”が安心につながる第一歩なのだと。

今回は、「相場を知ることの大切さ」、そして「投資に潜む危険(特に詐欺)への注意点」まで、現場でのリアルな視点からお話していきます。


介護費用を備えるなら、まず「相場」を知るところから

まず知っておきたいのが、介護には思った以上にお金がかかるという現実です。
介護保険制度があるとはいえ、自己負担がゼロになるわけではありません。

たとえば…

  • 週3回のデイサービスで月2〜3万円(要介護1程度を想定)
  • 福祉用具のレンタルや住宅改修にも費用がかかる
  • 施設入所となると月10〜20万円前後が目安になることも

「ざっくりでいいから、どれくらいかかるのか」を知っておくだけで、備え方や心構えが大きく変わります。

これは投資でも同じです。
「この投資先はどういった値動きをするのか」「過去の平均リターンは?」など、相場観を持って始めるかどうかで、冷静な判断力に差が出ます。


「ポンジスキーム」にご注意! うまい投資話には必ず裏がある

投資を行う際、皆さんに特に気をつけて欲しいことは、「ポンジスキーム」と呼ばれる詐欺的手法です。

これは、実際には投資をしていないのに「高利回り」をうたって資金を集め、新たな出資者のお金を、過去の投資家への“配当”として回す──という仕組み。
最初のうちは利益が出ているように見えますが、実態は単なるお金の使い回しです。

以下のような特徴には要注意:

  • 「毎月10%の利益を保証」など、あり得ない高利回り
  • 「絶対に損はしません」という言い切り
  • 投資内容や運用方法を聞いても、説明が曖昧
  • 契約を急がせる(「今日中に決めれば特典がある」など)

私たちのところにも、「親が投資をしているようだけど、どうも怪しい」「高齢の知人が“絶対に儲かる話”に乗ってしまった」といった相談が寄せられています。

大切なのは、“わからないものには手を出さない”という冷静な判断力。
そして、信頼できる人に相談することです。


投資は「選択肢の一つ」。介護の備えにもつながる視点で

「資産運用なんて自分には関係ない」と思っていた方も、最近では「介護費用を準備しておきたい」という理由から、投資を選択肢の一つとして考えるようになってきました。

たとえば、

  • つみたてNISA:月1万円などコツコツ運用できる
  • iDeCo:将来の年金として、節税しながら積み立て可能

大きなリターンを狙うのではなく、「将来、介護費用として使えるお金を少しでも増やしておく」という目的意識があると、無理のない運用ができます。

とはいえ、投資にはリスクもあるため、すべての人に必要というわけではありません。
ご自身の生活状況や家計を踏まえて、「自分に合った準備の方法は何か?」を一緒に考えていけたらと思っています。


迷ったら、地域包括支援センターへ相談してください

「介護費用の話って、誰に聞いたらいいかわからない」
「サービスを利用するとどのくらい料金はかかるの?」

そんなモヤモヤを感じたら、ぜひ一度、地域包括支援センターにご相談ください。
私たちは、介護に関することだけでなく、介護費用の不安や家族間の悩みも一緒に考えていく専門機関です。

制度やサービスだけでは補いきれない“現実の悩み”に、私たちは寄り添いながら伴走しています。


おわりに:安心のために「学び」「備える」ことを恐れないで

介護も投資も、「知らないまま」では、不安ばかりが大きくなってしまいます。
でも、ちょっと立ち止まって「知って」「比べて」「相談する」ことができれば、見える景色はきっと変わってきます。

あなたと、あなたの大切な人が、これからも安心して暮らしていけるように。
その一歩を一緒に考えるのが、私たちの役割です。

読んでくださって、ありがとうございました!

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