介護は高くて安心、投資は安くて得?社会福祉士が語る老後のお金の使い方の巻

投資に関する知識や考え方

お金の使い方、介護と投資でこんなに違う!?

~地域包括支援センターで働く社会福祉士が考える、“安心”と“得”のバランス~

こんにちは、ロックです!
今日は、地域包括支援センターで社会福祉士として働く私の視点から、ちょっと面白い「お金の使い方の違い」についてお話しします。

普段の生活や介護の現場では、
「高いサービスのほうが安心」
「安いものはちょっと不安…」
と感じることが多いですよね。

でも実は、投資の世界ではこれがまったく逆だったりするんです。


サービスの世界:「高い=安心」は、ある意味“自然なこと”

地域包括支援センターには、施設の相談も多く寄せられます。
たとえば、介護施設を検討する際――

「月30万円の施設と、20万円の施設、どちらが安心でしょうか?」

こんな質問をよく受けます。やはり多くの方が、高い施設に「安心感」を覚える傾向があります。

実際に“高い施設”には安心できる理由がある

  • スタッフの配置に余裕がある
  • 食事や入浴、レクリエーションが充実している
  • 医療機関との連携が整っている

など、“人の手がしっかりかかっている”ことで、サービスの質も高まりやすいのが現実です。

安い施設にも良さはあるけれど…

もちろん、安くて良い施設もあります。ただ、職員数や設備面で不安が出ることも。
介護サービスは「人の手間」に価値があるので、それに見合った費用がかかるのは当然とも言えます。


投資の世界:「高い=損」のケースも!?

ここで目線を変えて、投資の場合で考えてみましょう。
介護サービスでは高いサービス料は質の良さにつながりやすい側面がありましたが、投資になるとこれがどうなるでしょうか。

投資では「手数料の安さ」がカギ

投資信託などを購入すると、知らない間に「手数料」が引かれています。
この手数料、実は長く持てば持つほど効いてくるんです。

  • 手数料が高い商品 → 利益が目減りしてしまう
  • 手数料が安い商品 → コツコツ利益が積み上がる

インデックスファンドが選ばれる理由

最近注目されているのが「インデックスファンド」という、
仕組みがシンプルで手数料の安い投資商品。
ネットから簡単に購入でき、長期的に見るとコストパフォーマンスが高いです。


なぜ、介護と投資では「お金の価値」が変わるの?

介護は「人の関わり」が価値になる

私たち介護業界で働く職員が利用者様と日々接している介護の現場では、
・食事介助
・排せつの支援
・傾聴やレクリエーション
といった、「人の手・心」が大きな安心につながります。

その分、人件費がかかる=お金がかかるというのは、非常に納得できる構造です。

投資は「人の関わり」がコストになることも

一方、投資は「仕組みで動く世界」です。
システムやルールに基づいて動くので、人が関わりすぎるとコスト(手数料)になることも。
店舗での対面販売より、ネットで自分で選ぶほうが費用が抑えられるのはこのためです。


社会福祉士として伝えたい「老後のお金の使い方」

地域包括支援センターでは、介護と生活資金の両面からご相談を受ける機会があります。
その度に私がいつも思うことは、次のような考え方が一つの最適解ではないかということです。

投資:ムダなコストを削って「増やす力」を高める

  • 商品選びでは手数料に注目
  • 長期で見ると、わずかな差が大きな利益の差になることも

介護:安心のためには、必要な出費も“納得して使う”

  • 安心・安全を得るためには、ある程度の出費は「必要経費」
  • 安さだけで判断せず、「自分にとっての安心感」で選ぶことが大切

最後に:お金は「高い・安い」ではなく「何にどう使うか」

お金の使い方は、価格そのものよりも中身と目的をしっかり見ることが重要です。

  • 介護のようなサービスは、「高い=価値がある」ケースが多い
  • 投資のような仕組みには、「安くてシンプル」が強いこともある

そして、この考えをまとめると、

「ムダな出費を抑えて将来に備え、安心にはしっかりお金を使う」
そんなメリハリあるお金の使い方が、老後をより豊かに、安心して過ごすためのヒントだと考えています。


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