老後・介護に備えた投資の始め方|リスクが不安な人のためのやさしい考え方の巻

投資に関する知識や考え方

はじめに:投資に対する“こわさ”、感じたことはありませんか?

こんにちは、ロックです!
今日は「投資におけるリスクの感じ方」についてお話ししようと思います。

投資って、「ちょっと気になるけど、なんだかこわい…」と思っている方、いませんか?
実はその“こわさ”の感じ方は、人によってまったく違うんです。
そしてそれは、年齢や生活環境、特に介護や老後資金のことが関わってくると、さらに深まるテーマになります。


同じ「損」でも、感じ方はこんなに違う

たとえば、積み立てている資産の評価額が減ったとします。
それを「まぁ仕方ないか」と思える人もいれば、「どうしよう…」と不安で眠れなくなる人もいます。
この感じ方の違いを、具体的な2人のケースで見てみましょう。


◆ Aさん(35歳・共働き・子どもなし)

最近つみたてNISAを始め、月に1万円ずつ積み立て中。
ある月、評価額が3,000円下がったのを見て、
「まぁ、長くやるものだし、また戻るでしょ」と気にせず継続。


◆ Bさん(60歳・パート退職後・親の介護中)

老後資金の一部で投資を始めたばかり。
同じく評価額の3,000円の値下がりを見て、「このまま減ったら困る…」と不安でいっぱいに。


「リスク許容度」は人それぞれ。暮らしが影響する

このように、同じ金額の変動でも、その人の置かれた状況によって感じ方は大きく異なります。
これは「リスク許容度」の違いです。

私自身、地域包括支援センターで社会福祉士として働いており、日々さまざまな相談を受けています。
特に介護や老後資金の悩みを抱えている方は、将来の見通しが立てづらく、
「今あるお金をどう守るか」という視点が強くなる印象があります。

たとえばこんな感じです。

  • 「投資でお金が減るかもしれないと思うと、何もできない」
  • 「介護が続いたときに備えて、少しでも増やしたいけど、失敗が怖い」

投資のリスクを受け止める余裕は、心にもお財布にも必要なんです。


無理のない投資が、心にも家計にもやさしい

「投資は始めたほうがいい」
「今がチャンス!」
そんな言葉がネットにはあふれています。

でも、大切なのは “自分にとってちょうどいいやり方” を見つけること。
以下のような小さな工夫でも、心の安心感はぐっと変わります。


✅ 少額から始めてみる

→ 月1,000円程度からでもOK。「慣れること」が第一歩。

✅ 損をしても生活に影響が出ない範囲で

→ 万が一の下落にも「まぁ大丈夫」と言えるくらいの額で。

✅ 値動きを気にしすぎない

→ 毎日チェックせずに済むくらいが、ちょうどいい。


社会福祉士として伝えたいこと:投資も介護も「自分軸」が大切

介護や老後というテーマは、とてもセンシティブです。
「ちゃんと備えなきゃ」「遅れを取りたくない」と感じて焦ることもあるかもしれません。

でも私は、社会福祉士として、多くの方の「今の暮らし」と向き合ってきました。
そして気づいたのは、**「自分の生活に合った選択こそが一番強い」**ということです。

投資も同じです。
誰かと比べたり、煽られたりせず、
あなた自身の暮らしや心の状態を大切にしながら進めていってほしいと思います。


まとめ|あなたの「ちょうどいい」が、最適な投資スタイル

投資は、「誰かに勝つため」でも「急いでお金を増やすため」でもありません。
自分の心と生活に合ったやり方で、少しずつ慣れていけばOK。

そして介護や老後資金のことを考えるときも、無理に「正解」を求めなくて大丈夫です。
あなたの「ちょうどいい」選択が、あなたと家族の未来を支えていくと私は信じています。


これからも、お金や介護のことについて、
社会福祉士の視点から、無理なく役立つ情報をお届けしていきますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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