介護保険サービス利用時における「鍵を握る人・ケアマネジャー」とは?
こんにちは、ロックです!
地域包括支援センターで社会福祉士として働く中で、「ケアマネジャー(介護支援専門員)」にまつわる相談はとても多く寄せられます。今日は、そんなケアマネジャーとの付き合い方や「相性」「交代」などの実際的なエトセトラを、現場の視点も交えてお伝えしますね。
ケアマネジャーは“伴走者”のような存在
- ケアプラン作成は介護サービス利用の土台
介護保険サービスを利用するには、ケアマネジャーの作るケアプランが必要不可欠。まさに“相方”のような存在です。 - 長く関わる信頼関係が重要
ケアマネジャーは介護保険を使っている間ずっと関わる相手。相性が合わないと、サービスの質や関係性に影響が出ることもあります。
「動いてくれない」の声、現場でも聞いています
- 包括にも寄せられる不満
「ここに相談しても反応がない」「話を聞いてくれない」という声は時々いただきます。 - ケアマネジャーの訪問義務
- 要支援:原則3ヶ月に1度(オンライン可なら6ヶ月に1度)
- 要介護:原則毎月1度(オンライン可なら2ヶ月に1度)
担当変更はできる?その仕組みとは
- 変更は可能です!
担当のケアマネジャーに不満がある場合、契約している居宅介護支援事業所(または包括)に申し出て変更できます。 - 事業所内での調整が基本
多くは事業所内の別担当者へ変更になりますが、希望すれば他事業所へ引き継ぐことも可能です。 - ただし、ケアマネ不足が背景に…
担当能力には上限人員があるため、交代希望が多いタイミングでは後任が見つかるまで時間を要することもあります。
“前向きな交代”を実現するために
- まずは地域包括支援センターに相談を
地域包括支援センター職員として私たちも、利用者さんの声に耳を傾け、調整の仲介役になります。 - 交代が難しい背景も知っておく
全国的なケアマネジャー不足の事情を踏まえれば、「すぐに担当替えが叶わないケースがある」ことも理解しておくと精神的に穏やかに進みます。 - 良い関係は“協力しあう姿勢”から始まる
利用者さん側も本音を伝え、相互理解を深めることで、信頼関係は築けます。
✅ 地域包括支援センターとしてのアドバイス
- 担当変更したい場合は遠慮せず相談!包括や事業所は対応してくれます。
- すぐに交代できなくても、理由や見通しを説明してもらうことはできます。
- 相性の良い担当と出会うと、介護生活全体がより安心できます。
まとめ
- ケアマネジャーは“伴走者”であり、信頼関係がサービスの質を左右します。
- 「不満がある」「動きが少ない」と感じたら、変更も可能。まずは相談を!
- 担当変更は制度上可能ですが、地域的・制度的な制約があることも知っておきましょう。
- 何より、お互いに歩み寄る姿勢が、良い関係のベースになります。
ケアマネジャーの選び方・交代の体験談・具体的エピソードなどのリクエストも大歓迎です!
次回も、地域包括支援センターの視点からリアルな情報をお届けします。
それでは、またお会いしましょう😊
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