複利の力を味方に!長期投資で資産を雪だるま式に増やす方法
こんにちは、ロックです。
投資をこれから始めたいと思っている方へ向けて、少しずつ知っておきたい考え方をお伝えしています。今回はその第5回、「複利の力」についてのお話です。
前回は「投資信託(ファンド)」と「利回り」についてご紹介しましたが、今回はその利回りを大きく育ててくれる「複利の力」にフォーカスしていきます。
長期投資を続ける上で、複利の仕組みをしっかり理解しておくことはとても大切です。この記事を通じて、そのすごさを実感してもらえたら嬉しいです。
単利と複利のちがいを知ろう
まずは「単利」から
「単利」とは、元本(最初に投資したお金)にだけ利息がつく方法です。
たとえば、100万円を年利5%で運用したとします。
1年後にもらえる利息は5万円で、合計105万円になります。
この利息をそのまま使ったり、投資に回さなかった場合、次の年もまた100万円に対しての5%なので、利息は毎年ずっと5万円のままです。
このように、30年間同じように運用した場合、合計の利息は150万円。元本の100万円を合わせて、最終的に250万円になります。
続いて「複利」の仕組み
一方で「複利」は、利息を再投資することで、元本がどんどん増えていく方法です。
同じように100万円を年利5%で運用したとして、
1年目の利息5万円を元本に加えて105万円で運用を続けます。
すると、2年目は105万円に5%の利息がつき、利息は5.25万円に。
さらにその年の利息も再投資すると、3年目は110.25万円に対して5%の利息がつきます。
毎年少しずつ増えていくこの仕組み、これこそが「複利の力」です。
複利は最初は小さく、後で一気に伸びていく!
30年後にどうなる?
「複利の力ってそんなにすごいの?」と思った方、ちょっとお待ちを。
同じように100万円を年利5%で運用し続けた場合、
複利なら30年後にはなんと 432万円 に!
単利だと250万円だったのに対し、複利では 182万円も多く なります。
利息を再投資し続けることで、資産がどんどん雪だるま式に増えていくのです。
これは、小さな果実を毎年すぐに収穫する(単利)か、じっくり育てて大きな果実を収穫する(複利)かの違いにもたとえられますね。
投資は山あり谷あり。でも焦らずに
もちろん現実の投資は、いつも右肩上がりとは限りません。
リーマンショックやコロナショックのように、大きく値下がりする年もあります。
でも、過去のデータを見れば、長い目で見れば世界の経済は着実に成長しています。
そんな時に大切なのは「途中で売ってしまわないこと」。
焦って売らずに、良いファンドを信じて投資を続けていけるかどうかが、勝負の分かれ目になります。
まとめ:複利を味方に、ゆっくりじっくり資産を育てよう
長期投資では、複利の力を最大限に生かすことがとても重要です。
たとえば、S&P500などの指数に連動する、手数料の安いインデックスファンドにコツコツ投資することで、リスクを抑えながらも資産をしっかり育てていくことができます。
今の行動が、未来の豊かな選択肢を作ります。
一緒に、時間を味方につけて、安心できる老後を目指していきましょう!
コメント