2025年7月第4週にニッケ・東京製鐵・エコスを12,128円購入|配当見込み366円を検算の巻

筆者自身の投資の記録

2025年7月第4週は、ニッケ、東京製鐵、エコスをNISA口座で合計7株、12,128円購入しました。購入時に記録した年間配当予想を使うと、今回購入分の税引き前配当見込みは年366円、3銘柄合計の想定利回りは約3.02%です。

先週に続く少額購入ですが、銘柄数が3つあるだけで十分に分散できたとは考えません。この記事では、購入額と配当を検算し、購入当時に見ていた情報と2026年7月時点で分かった変化を分けて記録します。

3銘柄の購入額と配当を検算

銘柄購入内容購入額配当前提年換算配当利回り
ニッケ(3201)3株×1,370円4,110円42円126円約3.07%
東京製鐵(5423)2株×1,544円3,088円50円100円約3.24%
エコス(7520)2株×2,465円4,930円70円140円約2.84%
合計7株12,128円366円約3.02%

計算は、4,110円+3,088円+4,930円=12,128円、126円+100円+140円=366円、366円÷12,128円×100=3.0186…%です。利回りは小数第3位以下を丸めました。いずれも購入時点の税引き前配当予想を1年間受け取れると仮定した数字で、実際の受取額を保証するものではありません。

ニッケは前週分と合わせて6株になった

ニッケは前週に3株を1株1,406円で購入し、今週は3株を1株1,370円で追加しました。2回分を合わせると、6株の購入総額は4,218円+4,110円=8,328円、平均購入単価は8,328円÷6株=1,388円です。

年間配当前提42円で計算すると、6株の年換算配当は252円、簿価利回りは252円÷8,328円×100=約3.03%です。今週購入分だけなら42円÷1,370円×100=約3.07%であり、原文の「想定利回り3.07%」と「保有全体の簿価利回り3.03%」はそれぞれ再現できます。

42円はニッケ統合報告書2025に記載された2025年11月期の予想です。その後、2025年11月期の実績は47円となり、統合報告書2026では2026年11月期50円予想が示されています。購入時の判断を検証するため、本文の利回りは後から判明した47円や50円へ置き換えません。

ニッケは繊維だけでなく、産業機材、不動産・商業施設、生活流通など複数事業を持ちます。自己資本比率が高めでも、事業ごとの採算、買収や設備投資、配当と自社株買いの資金配分まで見なければ安全とは判断できません。

東京製鐵は鉄スクラップ市況と製品価格の影響が大きい

東京製鐵株式会社は、鉄スクラップを電気炉で溶かし、鋼材へ再生する電炉メーカーです。鉄スクラップ価格、電力価格、鋼材の販売価格、建設需要、中国など海外からの鋼材輸出の影響を受けます。自己資本比率が70%を超えていても、市況変動で利益が大きく振れる点は別に考える必要があります。

購入時に使った年間50円は、2025年3月期決算短信で確認できる実績で、2026年3月期も当時50円予想でした。2株分は100円、100円÷3,088円×100=約3.24%です。

ただし「10年以上減配がないから今後も安心」という書き方は適切ではありません。2026年3月期決算説明資料では、2026年3月期の年間配当50円に対し、2027年3月期は40円予想です。同時に2027年3月期の営業損失予想も示されており、配当履歴だけでなく、国内需要、鋼材価格、原料・電力コストを確認する必要性が表れています。

東京製鐵は株主優待を実施していません。優待がないことを欠点とは捉えず、事業への再投資、配当、自社株買いを含む資本政策全体で見ます。配当が維持されても利益が減れば配当性向は上がるため、金額だけを追わないようにします。

エコスは食品スーパー特有の薄利と優待条件を見る

株式会社エコスは、エコス、たいらや、マスダ、与野フードセンターなどを展開する食品スーパーマーケットグループです。食品は日常生活に必要ですが、仕入価格、人件費、光熱費、物流費、店舗改装費が上がったときに、販売価格へどこまで転嫁できるかが利益に影響します。

購入当時の年間70円予想は、2024年度決算説明資料で確認できます。2株分は140円、140円÷4,930円×100=約2.84%です。同資料は2024年度65円から2025年度70円への増配予定を示していました。

2025年度決算説明資料では2025年度70円、2026年度も70円予想です。一方、2025年度は営業収益が増えたものの、人件費負担や一部店舗の減損で経常利益と当期純利益が減少しました。配当が維持されていることと、利益が順調に伸びていることは分けて見ます。

株主優待は2026年基準分から変更

購入当時は100株以上で優待券3,000円分または米2kgなどの制度が案内されていましたが、今回購入した2株だけでは対象外です。その後制度が変わり、2026年2月末基準からは年1回、100株以上を同一株主番号で1年以上継続保有することが基本条件になりました。

2026年7月時点の公式株主優待ページでは、100株以上999株以下は優待券6,000円分または米4kg、1,000株以上は優待券20,000円分または米8kg、10,000株以上は優待券40,000円分または米16kgです。優待券はエコスグループ店舗で税込1,000円の買い物ごとに1枚使えます。

優待内容が増えても、100株にするための追加資金と株価変動の方が大きい場合があります。近くに対象店舗があるか、期限内に無理なく使えるか、米を選ぶ場合に家計で消費できるかを確認し、優待だけで買い増しを決めません。

3銘柄を買っても資産全体の分散とは限らない

ニッケ、東京製鐵、エコスは事業が異なるため、1社だけを買うより企業固有の影響を分ける助けにはなります。ただし、いずれも日本株で、円建ての国内景気や物価、人件費の影響を受けます。3銘柄の購入だけで地域や通貨まで分散されたわけではありません。

銘柄主な確認リスク
ニッケ複数事業の採算、資本配分、買収・設備投資
東京製鐵鋼材市況、鉄スクラップ・電力価格、建設需要
エコス仕入・人件費・光熱費、既存店客数、店舗投資

長期資産の中心は、信託報酬と実質コストが低く、国内外へ広く分散されたインデックス投資信託に置きます。投資信託だから安心と一括りにせず、販売手数料、信託報酬、総経費、投資対象を確認し、高コストなのに優位性を説明できない商品は避けます。個別株は、自分で決算を追える範囲の補助的な保有です。

配当管理画面の5万円突破をどう読むか

購入後の配当管理画面では、メイン口座全体の年間配当見込みが税引き前50,273円、総取得額1,050,700円、取得額ベースの年利4.78%と表示されていました。初めて5万円を超えた節目ですが、確定した入金額でも、この3銘柄だけの配当でもありません。

配当管理画面に税引き前の年間配当見込み50,273円、取得額1,050,700円、年利4.78%と表示された記録
保存時点の税引き前年間配当見込みは50,273円。配当予想と保有内容により変動する試算です。

税引き後の画面は42,268円、取得額1,050,700円、年利4.02%でした。画面上の税率設定による参考値で、NISAと課税口座、国内株と外国株では扱いが異なります。

配当管理画面に税引き後の年間配当見込み42,268円、取得額1,050,700円、年利4.02%と表示された記録
保存時点の税引き後年間配当見込みは42,268円。実際の手取り額を保証するものではありません。

月5,000円なら年6万円という目標は進捗を確認しやすい一方、見込み配当を増やすこと自体が目的になると、高利回り銘柄へ偏りやすくなります。生活を豊かにするための資産形成であり、配当額の数字を達成するために家計の安全や分散を崩さないようにします。

今回の記録で残す判断基準

  1. 購入額と配当見込みを銘柄ごとに検算し、合計も一致させる。
  2. 配当の実績・会社予想・アプリ試算を区別する。
  3. 前回購入分を含む簿価利回りは、平均購入単価から計算する。
  4. 自己資本比率だけで安全と決めず、利益とキャッシュ・フローを見る。
  5. 優待の必要株数、基準日、継続保有条件、利用店舗を公式情報で確認する。
  6. 業種だけでなく、国、通貨、資産種類まで含めて分散を考える。
  7. 生活防衛資金と近い将来の支出を現金で確保し、余剰資金だけを投資する。

本記事は筆者個人の購入記録と公開資料に基づく振り返りであり、特定の銘柄や売買を勧めるものではありません。株式には元本割れ、減配、優待変更、上場廃止などのリスクがあります。配当・優待・業績予想は変更されるため、取引前に最新の公式情報を確認し、最終的な判断はご自身の家計、目的、リスク許容度に基づいて行ってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました