豊かな老後を支える介護保険サービス【第3回:ショートステイ】
こんにちは、ロックです!
豊かな老後を支える重要な制度、介護保険サービスの内容を少しずつ皆様にお伝えしていく新シリーズの第3回目となります。
介護をしているご家族にとって、「少しだけ休みたい」「急な用事で数日家を空けたい」と思うことはありませんか?
そんなときに使えるのが**「ショートステイ」**というサービスです。
この記事では、
- ショートステイってなに?
- どんなサービスを受けられるの?
- 料金はいくらかかるの?
といった内容を、できるだけわかりやすく綴っていきますね。
一時的に預けられる「ショートステイ」とは?
1. ショートステイってなに?
ショートステイとは、介護が必要なお年寄りが、数日〜数週間だけ施設でお世話を受けられるサービスのことです。
▼ こんなときに利用されます:
- 家族が旅行や仕事で留守にする
- 介護をしている人が疲れて休みたい
- 病院から退院したばかりで家での生活が不安
- 将来施設に入りたいけど、まずはお試しで使ってみたい
施設には介護スタッフや看護師さんがいて、食事・入浴・排せつの手伝いをしてくれます。
▼ ショートステイの種類
- 生活サポート中心のショートステイ(例:特別養護老人ホームで提供)
- リハビリや医療が必要な方向けのショートステイ(例:介護老人保健施設で提供)
2. どんなサービスが受けられるの?
施設によって少しずつ内容は異なりますが、基本的には以下のようなサービスが受けられます:
- 食事の提供:朝・昼・夕の3食。食べやすい形に調整も。
- 入浴の手伝い:スタッフがサポート。
- トイレの介助:声かけや付き添いも。
- 服薬管理:薬の飲み忘れを防止。
- 体操やレクリエーション:軽い運動やゲーム、行事など。
- 健康チェック:毎日の体温・血圧の確認や体調管理。
「お世話」だけでなく、心と体のリフレッシュの場としても工夫されています。
3. ショートステイの料金について【やさしく解説】
ショートステイは介護保険が使えるサービスですが、一部は実費による自己負担となります。
■ サービス基本利用料(保険対象の自己負担)
利用者の年収に応じて、1〜3割負担です。
例:サービス料が1日7,000円程度の場合(要介護1程度を想定)
- 1割負担:700円
- 2割負担:1,400円
- 3割負担:2,100円
※ 上記の料金は、目安であり、お住まいの地域・施設・要介護度によって異なります。また、基本料金に各種加算が上乗せされます。
■ 実費でかかる費用(保険対象外)
- 食費:1日 300円〜1,500円程度
- 居住費(宿泊料):1泊 約1,000〜3,000円程度
- 日用品・おやつ代など:数百円程度(必要に応じて)
💡 【1泊2日で利用した場合にかかる利用料金の目安】
👉 約 数千円〜10,000円程度(負担割合・施設の加算状況・実費料金の段階などにより変わります)
※食費や居住費は利用者の収入状況(課税世帯であるかなど)によって段階的に変わります。
■ お金のことで不安な方へ
低所得の方には、**「軽減制度」**の適用がある場合も。
これは、上記の収入状況による段階の話とも繋がります。申請をしないと段階は変わりません。
役所での申請が必要なので、ケアマネージャーや福祉課に相談しましょう。
4. 利用するときの注意点
ショートステイを安心して使うために、以下の点にご注意ください:
- 直前キャンセルに料金がかかることも
- 1回の利用は原則30日以内
- 緊急利用が可能な施設もある
- パンフレットや事前説明をよく読む(見学できる施設もあります)
5. まとめ
ショートステイは、介護が必要な方を一時的に施設でお世話してもらえる便利なサービスです。
- ご家族の休養や急な用事にも対応可能(ただし、必ずではない)
- 将来施設利用を検討している方にもお試しとしておすすめ
- 体も心もリフレッシュできる環境が整っています
介護に疲れを感じている方、まずは知っておくことから始めてみましょう!
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