投資信託ってなに?初心者でもわかる基本とおすすめ商品
こんにちは、ロックです!
今日は、投資を始める前に知っておきたい知識の第4回目の記事として、「投資信託」について、できるだけわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
投資信託ってなに?
一言でいうと、**「株の詰め合わせお弁当パック」**のようなものです。
たとえば車の会社だけでも「トヨタ」「日産」「ホンダ」などいろいろありますよね。
株式投資では、こういった企業の株を個別に買うこともできますが、どれを選べばいいか迷ってしまうのが正直なところ。
そこで登場するのが「投資信託(ファンド)」です。
複数の会社の株をひとつにまとめてパックにした商品で、それを1つ買うだけで幅広い会社に少しずつ投資できるという便利な仕組みです。
プロが中身を調整してくれる
この「投資信託」の運用は、プロの投資家が市場の状況を見ながら中身を調整してくれます。
自分で細かく管理しなくても、“おまかせ”で投資を続けられるのが大きな魅力です。
余談ですがおまかせの視点は介護においても大切です。
**「介護のプロにまかせ、いい意味で楽をするという選択肢は介護生活を長続きさせる」**という考え方はこれから親の介護が必要となる方にぜひ持っていただけると良いと思います。
手数料がかかることに注意
プロに任せる分、多少の「手数料(信託報酬)」がかかります。
この手数料は商品によって差が大きく、たとえば 年間0.1%以下の信託報酬であれば、安くて良心的といえるレベルです。
安定した資産形成のためには、「何に投資するか」だけでなく、「どれだけコストを抑えるか」も大切なポイントです。
私も実際に使っているおすすめファンド
投資信託はたくさんありますが、初心者にもおすすめしやすいものとして、私が実際に積立している商品を紹介します。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
この2つは、それぞれアメリカ市場全体、または世界全体の経済の動きに連動して投資する商品です。
長期的に見ると、経済全体の成長に乗って資産も育っていく設計になっています。
「指数」ってなに?
S&P500やオール・カントリーは、「指数(インデックス)」に連動して動く投資信託です。
これは、複数の企業の株価を平均してまとめたもののことで、たとえば日本で有名な「日経平均」などもこれにあたります。
指数に連動する商品は、特定の企業に偏らず広く分散して投資できるのがメリットです。
どれくらい増えるの?
投資信託の成長率は毎年違いますが、過去の実績としては次のような数字が参考になります:
- S&P500:年平均 約11%の成長
- オール・カントリー:年平均 約9.5%の成長
もちろん、これは「長く持ったときの平均」であり、短期間で見れば増減があります。
**「焦らずコツコツ続けること」**が将来の安心につながっていくと考えましょう!
高すぎるもうけ話には要注意!
「月に30%増える」なんていう広告を見たことがあるかもしれません。
でも、そんな話はほとんどが詐欺や過剰なリスクを伴うものです。
信頼できるインデックスファンドでも、利回りは年間で10%前後が目安です。
それを大きく超える話は、疑ってかかるくらいでちょうどいいと思います。
包括支援センターでも、資産を失ってしまった高齢者の方の相談を受けることがありますが、**「正しい知識があれば防げたケース」**も少なくありません。
詐欺は本当に身近に起こります。お金の知識を身につけることは、豊かな老後を守ることに直結するのです。
増やすだけじゃなく、守ることも投資に必要
投資とは、お金を「増やす」だけのものではなく、「守る」ための手段でもあります。
高齢者の支援の中で学んだことのひとつに、「介護のことも投資のことも知らないことで損をしてしまう人が本当に多い」という現実があります。
だからこそ、この記事を読んでくださっているあなたには、少しずつでもマネーリテラシーを身につけて、安心して将来の備えをしていってほしいと思っています。
次回も、初心者向けにやさしく!
引き続き、投資の考え方や商品の基本を、「難しくなく、でも本質を押さえて」お届けしていきます。
介護・福祉の専門職としての経験も活かしながら、あなたの暮らしに本当に役立つ情報をお伝えしていきますので、次回もどうぞお楽しみに!
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