投資が怖かった私が2018年に始めた理由|インデックス投資と配当株を選ぶまでの巻

筆者自身の投資の記録

結論からいうと、私が2018年に投資を始めるまでに最も役立ったのは、すぐに銘柄を選ぶことではなく、家計を整え、長期・積立・分散と手数料の意味を学んだことでした。

前回の「豊かな老後を真剣に考えるようになった理由」に続き、投資を怖いと感じていた私が学習を始め、株主優待中心の考えから、投資信託と配当株を目的別に持つようになるまでを振り返ります。成功談ではなく、初心者が何を順番に確認すればよいかを考えるための一事例です。

この記事でわかること

  • 私が老後資金と投資を意識したきっかけ
  • 投資に対する最初の誤解と、学んで変わったこと
  • 株主優待重視から、現在の方法に変わるまで

老後のお金が気になっても、何から始めるかわからなかった

地域包括支援センターで高齢者やご家族の相談に関わる中で、お金の余裕が通院、介護サービス、住まいなどの選択に影響する場面を見てきました。自分の老後にも準備が必要だと感じる一方で、当時は何をすればよいのかわかりませんでした。

「資産形成」と言われても、貯金との違いも、どのような方法があるのかも曖昧でした。将来への不安はありましたが、不確かなものへお金を出す方が怖いという気持ちもありました。

投資は画面を見ながら売買するものだと思っていた

当時の私が株式投資に持っていたイメージは、「安く買って高く売る」「毎日値動きを見て売買する」といったものでした。大きく儲かる人がいる一方、大きく損をする人もいる、知識のある人だけの世界だと思っていました。

学んでいく中で、投資には短期売買だけでなく、投資信託を積み立てる方法や、会社の株式を長く保有する方法もあると知りました。ここで初めて、「投資は一つのやり方だけではない」と考えられるようになりました。

2018年、学ぶことから始めた

私が投資を意識して学び始めたのは2018年です。YouTubeなどの発信を学習の入口にしながら、家計管理、長期投資、分散、手数料といった基本を少しずつ調べました。

ただし、動画や個人の体験談だけで判断すると、発信者の家計や目的をそのまま自分に当てはめてしまうおそれがあります。現在は、金融庁などの公的情報や商品の目論見書も確認し、仕組みとリスクを理解してから判断することを大切にしています。

投資信託は「手数料の高低」と分散内容を比べる

投資信託そのものが、すべて手数料の高い商品というわけではありません。購入時手数料がかからず、信託報酬が低い、国内外の株式などへ広く分散できる商品もあります。一方で、似た運用対象でも費用が異なる商品があるため、名称や過去の成績だけで選ばないことが重要です。

  • 購入時手数料:買うときにかかる費用。無料の商品もある
  • 信託報酬:保有中、投資信託の財産から継続的に差し引かれる費用
  • 信託財産留保額など:売却時などにかかる場合がある費用

長く保有するほど、継続的な費用は運用結果に影響します。私は老後資金づくりの中心では、目論見書と運用報告書を確認し、低コストで広く分散されたインデックス型の投資信託を優先する考え方に変わりました。高い手数料を払えば高い成果が保証されるわけではありません。

ただし、低コストでも元本保証ではなく、短期間で使う生活費や生活防衛資金を投資に回すものではありません。金融庁の資産形成の基本も確認し、家計、使う時期、値下がりに耐えられる範囲を先に整理します。

株主優待重視から、目的を分ける方法へ

投資を始めたころは、届く商品や利用券がわかりやすく、株主優待に魅力を感じていました。その後、優待の内容だけでなく、会社の業績、配当、保有する目的を見る必要があると考えるようになりました。

現在は、NISAやiDeCoで投資信託を積み立てる部分と、個別株を保有する部分を分けています。老後に向けて長期的に資産を育てたい目的と、配当を受け取ることで今の生活にも小さな楽しみを作りたい目的があるためです。

これは私の現在の方法であり、誰にでも合う正解ではありません。投資信託にも元本割れがあり、個別株は株価下落、減配、無配、会社の破綻などのリスクがあります。現在の詳しい方針は、「私の現在の投資スタイル」にまとめています。

資産5,000万円・月15万円は「目標」であって予測ではない

私は、資産5,000万円と、月15万円の資産収入を一つの目標にしています。月15万円は年間180万円で、5,000万円に対して単純計算すると年3.6%です。

ただし、この計算は税金、手数料、資産価格の変動を含まない目安です。配当金は保証されず、目標通りになるとは限りません。そのため、達成時期や方法を固定せず、家計と生活の変化に合わせて見直します。

目標額を持つことと、高い利回りを前提に無理な投資をすることは別です。生活費と生活予備費を確保し、続けられる範囲を優先します。

始めてから気づいた3つのこと

  1. 学んでから少額で試す:理解できない商品は買わず、始めた後も確認を続ける
  2. 他人の方法をそのまま真似しない:収入、家族、住まい、目的によって取れるリスクは違う
  3. 方法は変えてよい:株主優待重視から変わったように、生活と目的に合わせて見直す

これから投資を考える方へ

最初から自分に合う方法を見つける必要はありません。まず家計と目的を整理し、元本割れ、手数料、換金条件を確認します。すぐに始めず、預貯金を優先する判断も選択肢です。

投資を始める前の具体的な確認事項は、「家計と生活予備費を整える手順」から順にまとめています。

参考にした公的情報

まとめ

2018年に学び始めた当初、私は投資を短期売買の世界だと思っていました。その後、長期・積立・分散という考え方を知り、株主優待を重視した時期を経て、現在は投資信託と個別株を目的別に使い分けています。

本記事は筆者個人の体験記録であり、特定の金融商品や運用方法を勧めるものではありません。商品の内容とリスクを確認し、投資に関する最終判断はご自身で行ってください。

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