為替リスクとは?投資初心者が知っておくべき基本と注意点
こんにちは、ロックです!
前回の記事では、「株」と「債券」という投資商品の基本を解説しました。
今回は、そこでも少し触れた【為替リスク】について、できるだけわかりやすくお話ししていきます。
為替(かわせ)ってなに?簡単に言うと…
Googleで「為替とは?」と調べると、「貨幣を決済する方法」などの難しい説明が出てくるかもしれませんが、ここではもっとシンプルに理解しましょう。
✔ 為替とは、「違う国のお金を交換すること」
たとえば、日本円をアメリカのドルに両替する。
これが「為替」の基本です。
私たち日本人は「円」を使いますが、アメリカでは「ドル」、ヨーロッパでは「ユーロ」。
海外の商品や資産に投資する場合、この「通貨の交換」が必要になります。
為替レートって、実は毎日変わるんです
ニュースで「1ドル=145円、円安が進んでいます」などと聞いたことはありませんか?
この“1ドル=何円”というのが【為替レート】で、株価と同じように日々変動しています。
為替リスクとは?身近な例で説明します
◾ ある旅行者のケース(ざっくりの例です)
- 4月1日:1ドル=100円の時、10万円で1000ドルを両替
- 旅行後、500ドルが余って帰国
- 両替レートによって、日本円に戻る金額が変わります
パターン1:1ドル=200円(円安)
→ 500ドル × 200円 = 10万円
→ 旅行に使った分が“取り戻せた”ように感じます
パターン2:1ドル=50円(円高)
→ 500ドル × 50円 = 2万5,000円
→ 10万円使ったのに、戻ってきたのは2万5,000円…!
これが【為替リスク】です。
「円高」と「円安」ってどういう意味?
混乱しやすいポイントなので、簡単に整理します。
用語 | 意味 | 例 |
---|---|---|
円安 | 円の価値が下がる → たくさんの円が必要になる | 1ドル=100円 → 200円 |
円高 | 円の価値が上がる → 少ない円で買える | 1ドル=100円 → 50円 |
なぜ為替リスクを知っておくべきか?
たとえば、アメリカの株や不動産、海外の投資信託を購入したとします。
その資産がどれだけ成長していても、為替の変化によって最終的な価値が変わってしまうのです。
社会福祉士として伝えたい「備え」の視点
高齢期を見据えた長期投資では、「資産をどう守るか」もとても重要です。
地域包括支援センターの現場でも、資産管理に不安を抱える高齢者の相談が少なくありません。
高齢になりただでさえ判断能力が低下することが懸念されます。
だからこそ、海外資産を保有する際は、基礎知識として為替変動によるリスクを理解したうえで保有する判断をすることが必要ですね。
資産を「増やす」だけでなく「守る」視点は、とても大切するべき考え方です。
難しくても、少しずつ慣れていけば大丈夫
「円高・円安ってややこしいな…」
「為替リスクって自分にも関係あるの?」
そう思った方も大丈夫です。
私も最初はちんぷんかんぷんでした。でも、少しずつ知識を積み重ねていくことで、確実に理解できるようになります。
次回はいよいよ後編!残りの3つの投資商品をご紹介
次回は、
- 不動産
- コモディティ(商品)
- 預金
という3つの投資商品について、初心者にもわかりやすくお伝えします。
お楽しみに!
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