終活は“終わり”の準備じゃない
こんにちは、ロックです!
今日は「終活」について綴ってみようと思います。
「終活」という言葉、ちょっと堅苦しく聞こえるかもしれませんね。
でも実はこれ、“人生をもっと自分らしく、心豊かに生きるための準備”でもあるんです。
私は地域包括支援センターで働く社会福祉士として、日々いろんな方のお話を伺うのですが、「終活」は決して“終わりの話”ではなく、「これからをどう生きたいか」を考える前向きな時間なんだなあと感じる場面がよくあります。
終活と聞くと、「死」に関することばかりを思い浮かべがちですが、見方を変えると、これからの時間をもっと自分らしく、もっと心地よく過ごすための“人生のプランニング”でもあります。
今日は、そんな終活について、できるだけわかりやすく、そして明るい気持ちでお話ししていきますね。
終活って、どんなことをするの?
難しく考えなくて大丈夫。終活は、自分のこれからの暮らしや、大切な人との関わりを見直していく、そんなやさしいステップの集まりです。
実際に、地域の高齢者の方からも「やってみたら、心が軽くなったよ」という声をよく聞きます。
● モノと心の整理整頓
お部屋の中をスッキリさせるだけでなく、心の中の棚卸しも大切。
写真や書類、スマホの中のデータなど、少しずつ整理することで、未来の自分や家族を助けることにもつながります。
● 自分の希望を伝えておく
医療や介護が必要になったとき、どんなふうに過ごしたいかをあらかじめ伝えておくと、いざという時に家族も迷わずに済みます。
私たち社会福祉士も、「人生会議(ACP)」の相談にのることがありますが、話すだけでも安心できたという方が多いんです。
● お金や財産をクリアにする
通帳の整理、年金の確認、財産の分け方なども大切な準備のひとつです。
専門家に相談することも選択肢の一つですが、まずは「自分で分かる状態にしておく」だけでも大きな一歩です。
● お葬式やお墓も「自分らしく」
どう送られたいか、どんな形で見送ってもらいたいか、考えることも前向きな終活の一部。
「私らしいかたちで」と話す方の目は、どこか誇らしげです。
● やりたいことを“これからリスト”に
旅行、趣味、会いたい人…。
「死ぬまでにやりたいこと」ではなく、「これからの人生で楽しみたいこと」をリストアップしてみると、なんだかワクワクしてきます。
● エンディングノートで想いをつなぐ
連絡先や希望、大切な人へのメッセージなどをまとめておくと、自分にも家族にも安心が生まれます。
書いていく中で「今伝えたいこと」が見えてくる方も多いですよ。
なぜ、今「終活」なのか?
終活を通して、自分の人生を一度立ち止まって見つめ直すことができます。
「本当はこうしたかった」「あの人にお礼を言いたい」など、心の奥にあった気持ちに気づくことも。
そして何より、こんな良いことがあるんです:
- 自分の気持ちや価値観を整理できる
- 家族と大切な対話が生まれる
- これからの人生をもっと楽しむヒントが見つかる
- 「不安」から「安心」に気持ちが切り替わる
- 自分の人生を、自分の手でデザインするという誇りが持てる
地域の中でも、「終活を始めてみたら気持ちが前向きになった」という声、たくさん届いています。
終活は、「人生をもっと自分らしく生きる」ための時間
「終わりの準備」というより、「これからを輝かせる準備」。
それが、終活の本当の姿だと思います。
誰かのために、そして自分のために。
今できることを少しずつ始めていくことで、きっと明日がもっと軽やかに、あたたかく感じられるようになります。
私たち地域包括支援センターも、終活を通じたご相談や、家族との対話のお手伝いができます。
不安や迷いがあれば、どうぞ気軽にお声がけくださいね。
「終活」は、未来の不安を手放して、今をより良く生きるための選択。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。
「終活」について、少しでも前向きなイメージを持っていただけたら嬉しいです。
これからも、一緒に“より良く生きるヒント”を見つけていけたらと思います。
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