豊かな老後を支える介護保険サービス【第2回:訪問介護】
こんにちは、ロックです!
豊かな老後を支える重要な制度、介護保険サービスの内容を少しずつ皆様にお伝えしていく新シリーズの第2回目となります。
介護保険には本当にたくさんのサービスがありますが、私の**独断と偏見(笑)**も交えつつ、ご自身やご家族が実際に使うときに役立つように、なるべくわかりやすく、解説スタイルでお届けしていきます。
今回ご紹介するのは「訪問介護」です。
簡単に言えば、自宅に来てくれる「ヘルパーさん」ですね!
ではさっそく、訪問介護の中身を見ていきましょう!
訪問介護とは?
訪問介護とは、介護が必要になった高齢の方が住み慣れたご自宅で安心して暮らし続けるために、介護士(ホームヘルパー)がご自宅を訪問して、日常生活のお手伝いをするサービスです。
「お風呂に入りたいけど一人じゃ不安…」
「買い物や食事の準備が大変になってきた…」
そんなお悩みを、訪問介護がサポートしてくれます。
訪問介護の主なサービス内容
訪問介護の支援内容は、大きく2つに分けられます。
① 身の回りのお手伝い(身体介護)
身体介護とは、利用者さんの体に直接かかわるお手伝いです。たとえば:
- 食事の介助(食べさせるなど)
- 入浴の介助(お風呂やシャワーの補助)
- 排せつの介助(トイレのサポートやオムツ交換)
- 着替えの手伝い
- ベッドの上での体の向き変え(体位変換)
身体面に関するサービスを通じ、安心・安全に生活できるよう支援します。
② 日常生活のサポート(生活援助)
こちらは、主に家事をお手伝いするサービスです。
- 食事の準備や片付け
- 洗濯
- 掃除(※ただし廊下の窓拭きなど、一般的に大掃除で行うと考えられる場所の掃除については行えません。)
- 日用品の買い物代行(※必要最低限の物に限られます。)
※注意点として、同居のご家族がいる場合は基本的には利用できないケースが多いです。同居のご家族が病気があるなど、条件が整う場合に利用は可能となります。利用の際には、ケアマネジャーに相談してみてくださいね。
気になる料金は?
訪問介護の料金は、介護保険が適用されるため、自己負担は1割〜3割程度(※所得に応じて変わります)。
たとえば…
- 身体介護30分 → 本来の費用:約2,500円
→ 自己負担:約250円〜750円 - 生活援助 → 1回あたり約200円〜500円ほどが目安です。
また、要支援認定を受けた方の場合は、「訪問型サービス(訪問介護相当サービス)」として、デイサービスと同様に月ごとの定額制になります。
そして、週に何回利用するかによって自己負担額が変わってきます。
- 週1回の利用 → 月額 約1,200円程度
- 週2回の利用 → 月額 約2,500円程度
- 週3回以上の利用 → 月額 約4,000円程度
ただし、要支援1の方は週2回程度しか利用できないという制度上の制限がありますので、ご注意ください。
具体的な利用回数や金額は地域によって異なる場合がありますので、詳しくはケアマネジャーに確認してみてくださいね。
かなり安く利用できるので、必要な方は我慢せずに使ってみてほしいなと思います!
まとめ
訪問介護は、「できる限り自宅で暮らしたい」という気持ちに応える、とても大切なサービスです。
必要になったら、まずは市区町村の地域包括支援センターや、担当のケアマネジャーに相談してみてくださいね。
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